吉野川流域に根ざしたJGAP栽培

徳島県吉野川流域の、日照と水はけに恵まれた平野で育つ、ニッキーファームのキングブロッコリー。
冬には冷え込む日もありますが、過度に冷え込みすぎない気候のもと、締まりのある花蕾に育ちやすい、ブロッコリー栽培に適した環境で育てられています。
ブロッコリーは、急激な低温や過度な寒さにさらされると、生育が乱れやすい野菜とも言われています。吉野川流域は太平洋側気候に属し、冬は冷たい風にさらされながらも、極端な低温が続きにくいため、花蕾(つぼみ)が締まりすぎず、程よい硬さと粒ぞろいにつながりやすい環境にあると考えられます。また、水はけのよい土壌と安定した日照条件により、茎までしっかりと育ちやすく、えぐみが出にくい点も特長のひとつです。
また、この吉野川流域は、かつての氾濫や洪水によって堆積した土砂が広く平野部に広がる沖積平野を形成してきた地域でもあります。こうした地形は、川が運んだ豊富な養分を含む土壌を蓄える特性があり、徳島県内でも肥沃な農地として古くから野菜や藍などの栽培地として発展してきた背景があります。
こうした環境のもと、ニッキーファームではJGAP(青果物)認証を取得し、栽培から収穫、調製、出荷までの各工程において、JGAPが定める基準に基づいた生産管理を行っています。農薬の使用履歴や圃場・収穫日・出荷先を関連付けた管理を行い、生産履歴を遡って確認できる体制を整備しています。これらは、約120項目の管理点・適合基準に基づくもので、第三者認証機関による定期的な審査を通じて確認されています。
品質に差が出る現状と、その背景
産地や出荷条件、流通の事情によっては、サイズや出荷タイミングが優先されることで、品質に差が出る場合があるとも指摘されています。例えば、十分に育ちきる前に収穫されたことで極端に小ぶりなものが店頭に並んだり、収穫や流通のタイミングによっては、花蕾が黄色味を帯びて見えるものが見受けられることもあります。また、収穫後の管理や輸送環境によっては、全体に張りがなく、ややしおれた印象を受ける状態で販売されるケースがあることも、一般的に知られています。こうした違いは、必ずしも品種や産地そのものの問題ではなく、収穫や出荷までの判断や工程の積み重ねによって生じるものと考えられます。

ニッキーファームが心がけていること
ニッキーファームでは、生育状況を見極めながら、花蕾の締まり、茎の状態、全体のバランスが最も整う、わずかなタイミングを逃さずに収穫・出荷を心がけています。この丁寧なタイミング管理が、見た目の安定感や、調理した際の食べやすさにつながっていると考えています。
さらに、合理的で科学的な農業経営を掲げ、勘や経験だけに頼らず、データに基づいた生産管理に取り組んでいます。これは、農場管理ソフトの導入などを通じて、収穫適期の判断精度を高めるための技術活用として評価されています。こうした取り組みによって、ブロッコリーの歩留まりや品質のばらつきを抑えることにつながっています。
独自の土づくりと付加価値商品
キングブロッコリーの栽培では、日本海や鳴門の海産資源、森林資源、豊富な微生物の力を借りた土づくりを行っています。これにより、通常サイズの2〜3倍に育つ大きさでありながら、花蕾の締まりが良く甘みや食感に優れる品質を実現しています。
また、ニッキーファームでは、ブロッコリーの茎部分まで活用した加工商品など、廃棄されがちな部分を価値化する取り組みも進んでいます。ブロッコリーの茎を原料としたチップス商品「BROCCI(ブロッチ)」は、この農場の品質とアイデアを象徴する一例として注目されています。

生鮮から冷凍まで活かされる特長
こうした特長は、生鮮だけでなく冷凍加工においても活かされています。花蕾が崩れにくく、茎まで均一なため、冷凍後も形状や色味が比較的保たれやすく、収穫の一瞬が活きた状態のまま、日常使いしやすいブロッコリーとして仕上がりやすいと捉えています。

実直な品質への自信
実直な品質には、飾らずとも伝わる力があります。
キングブロッコリーは、私たちにとってまさにそんな存在です。
派手さはありません。しかし、生鮮も冷凍も、日々の食卓に自然と溶け込む。使うほどに、その誠実さと確かさを感じていただける野菜だと考えています。
私たちSANLAPIは、アライアンスパートナーとして、ニッキーファームのキングブロッコリーが、どのように育てられ、なぜこの品質にたどり着いたのか。その背景や特長を正しく伝え、本当に良いものとして理解してもらうことを大切にしています。
必要とする人の暮らしに、無理なく、自然にお届けすること。
SANLAPIは、キングブロッコリーの価値を、信頼できるかたちでつなぐ存在でありたいと考えています。


※地域・年・栽培方法、加工条件により品質には差が生じる場合があります。
※本ページに記載している内容は、ニッキーファームの栽培環境や生育状況、加工工程などを踏まえた、SANLAPIの考え方・見解によるものです。